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■ 均整とは

均整とは読んで字のごとく【均等に整える】ことです。つまりバランスをとることです。
地球も含めあらゆる物質は常に安定な状態 【つり合った状態】になろうとしています。
そして、その本来安定しているはずの自然な状態が、何らかの原因で崩れたときに、それは様々な表情となって現れます。
地球で言えば、異常気象や地震等も表情として現れたものであり、地球全体が不安定な状態から安定な状態に戻ろうとするときに現れる現象と言えます。
人で言えば、生活(仕事)習慣による偏った筋肉疲労、内臓疾患、長時間の無理な姿勢、精神的ストレスなどが原因で筋肉や内臓に負担がかかり、体の歪みや痛みというものが表情として現れます。
このように表情として現れたものをじっくり観察をし、原因を特定し、どの部分のバランスをとるのかを判断し、処置を施していくことが 『均整』 の大前提です。
そして、バランスをとる時に 『均整』 において最も重要なのが、
【三原則】 と 【十二種体型】 です。
【三原則】 とは、『可動性』、『強弱性』、『平衡性』 です。

強弱性
可動性 平衡性

人を含むすべての動物は読んで字のごとく、動く生き物ですから 『可動性』 がその中心となっています。
そして、その可動する力が強いのか弱いのかという 『強弱性』 と、可動するときにバランスが保たれているのか、という 『平衡性』 がそれを補佐するかたちでコントロールされています。

植物はさまざまな環境の中で、その場所がどうであれ、根を下ろした所で生きるしかありません。
強いものは生き残り、弱いものは枯れるといった
『強弱性』 がその中心となっています。
そして、『可動性』 がなければ風雨に耐えられず、『平衡性』 がなければ倒れてしまう
ように、この両者で補佐されてます。

ビルなどの構造物はバランスが悪ければ倒れてしまい形を保つことが出来ないように、『平衡性』 がその中心となっています。
そして、『可動性』 が全くなければ少しの振動でも崩れてしまいますし、建材などの
『強弱性』 が弱くても崩れてしまうように、この両者で補佐されています。

以上のようにこの地球上で三次元の世界に存在する物体は全て 『可動性』、『強弱性』、『平衡性』という三つのバランスで成り立っていると言えます。

また、もちろん体のバランスだけでなく、心のバランスも大切です。
人は脳からの指令で行動する生き物ですから、その脳でどのように受止めるかによって行動が違ってきます。
つまり、心(脳)で感じたり(考えたり)することで、体は様々な変化を起こします。
そういった意味で心と体は一体と言っても過言ではないでしょう。 
そして、人は一旦感じて、考えて、判断した後は、脳からの指令で物理的・力学的に動き、しかもそれを瞬時に行う精密な構造体と言えます。

人間を家などの構造物に例えると、柱や梁は骨格であり、配管は血管やリンパ管であり、配線は神経であり、家具は内臓のようなものです。
もちろん、家は自ら動きませんから筋肉に相当するようなものはありませんが・・・。
家が傾けば柱や梁に負荷がかかり、配管や配線を圧迫し、家具もバランスを保てないように、体が歪めば骨格や神経や内臓に影響を及ぼします。 もちろん筋肉にもです。
人間がこのような動く精密な構造体である以上、『可動性』、『強弱性』、『平衡性』 の三つのバランスが正常に保たれてはじめてその物体の本領が発揮できるわけです。
逆に言えば、これらのバランスを崩すと物体は不安定になり、それを異常として表情に現すということです。

強弱性(力) 【感覚系】
力が入るか入らないか。
痛みや違和感は?
三原則

平衡性(形) 【骨格系】
形が整っているか。
前後、左右の違いは?
可動性(動) 【筋肉系】
動くか動かないか。
その可動範囲は?

また、もう一つ 『均整』 において重要なのが、【十二種体型】 です。
人には先天的なものも後天的なものも含めて体性(態性)というものがあります。体癖と言ってもよいでしょう。
同じ構造をした人間でもそれぞれ各自の体型がもたらす運動習性というものがあります。
人を含めた物体の動きというものは、前後左右回旋 の組み合わせによって成り立っています。
この三つの基本的動作に加えて、物体の形として 伸縮開閉硬軟 【内外】 という三つの状態を合わせ、6つの 【前後型】、【左右型】、【回旋型】、【肋骨型】、【骨盤型】、【骨格筋型】 という系統に分類し、更にその中で相対的に陰と陽に分け、12種類に体型を分類したものです。
人の体性(態性) はこの12種類のどれかに当てはまります。 現実にはその方の本態性である型に、日々の中で様々な疲労から生じる仮態性の型が重なるという様に複合している場合が多いようです。

【十二種体型 】
F1  前後型(前)
F2  前後型(後)
F3  左右型(左)
F4  左右型(右)
F5  回旋型(右)
F6  回旋型(左)
F7  肋骨型(伸)
F8  肋骨型(縮)
F9  骨盤型(閉)
F10 骨盤型(開)
F11 骨格筋型(外)
F12 骨格筋型(内)
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